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最終更新:2009年01月04日

A邸新築工事
今回のA邸は先日完成したT邸の西隣に位置します。場所は当社と同じく松江市東津田町内で、天神川沿いの南側に位置しています。近くでは第五大橋の工事が急ピッチで進められています。

10月24日 丁張
建物の位置を出すため、周囲に杭を打ちそれに野地板を水平に取付、それぞれの通り(柱の位置)を付けていきます。この丁張りの寸法を元に、基礎工事が進められていきます。

丁張り 鋼管杭打ち 基礎工事
木工事(手刻み) 建方 屋根工事
 
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11月1日 鋼管杭打ち
主要な柱の下部分に鋼管杭を打設します。今回は杭長が12mです。この鋼管杭とべた基礎により建物の不同沈下を防ぎます。

11月7日〜11月27日 基礎工事
基礎部分に砂利を入れ、土間シートを敷き、鉄筋を入れ、型枠を組み、コンクリートを打設していきます。現在はべた基礎(床下全面に耐圧スラブを設けるもの)が主流です。もちろん、今回のお宅もこの形式です。コンクリート打設後は型枠を解体し、基礎の天端をモルタルで一定の高さにした後、柱芯の位置を墨出し、建方を待ちます。

ベース部分コンクリート打設

立上り部分型枠組み

基礎天端モルタル塗り

基礎墨出し

10月29日〜12月3日 木工事(手刻みによる、加工場での加工)
建方に向けて、土台、柱、梁、羽柄材(タル木等の屋根材)などの加工を当社の加工場でおこないます。当社は大工が手刻みで加工をおこないますが、一般的な木造の建物の場合、機械が自動で加工するプレカット加工が一般的になっています。しかし、当社には熟練した大工さんがいますので、材木一本一本の特性を見て最も適切な加工を手刻みでおこなっています。

当社加工場の風景です

建方に備えて土台を基礎に取付けます

12月4日 建方(一般的には建前です)
お日柄の良いこの日に建方をおこないました。一般的には建前とも言います。はじめに土台の四隅に梅干とお酒で清め、工事の安全を祈ってから工事に取りかかります。今回のお宅は35坪程度ですので、一日で屋根部分がほぼ完成しました。

建方の前に先行足場を組みます

建方の前日に加工した材木を運搬します

いよいよ建方本番です

棟木を上げ屋根が完成です、棟に竹を立てて建方が終了です

12月22日〜12月26日 屋根・瓦工事
建方の後、屋根にタル木を入れ野地板を打ち、屋根下地を作ります。そして、地震や風に耐えるように筋違いを各階の柱間に入れます。そして、屋根に瓦を葺きます。ここまで出来た後、役所の中間検査を受けます。この検査は柱と梁を止めている金物が適切に取付けられているのか、筋違いが適切に入れられているかなどが検査されます。

屋根下地を作っています

瓦を葺いています